伊勢−近江・彦根

　２日目、すっかり雨も上がり気持ちの良い朝。キャンプ場の周りはカキの養殖場になっていて、いろんな水鳥も見られる。早朝は風もなく波のない水面へ映りこむ景色が美しい。向こう岸には志摩スペイン村が見える（写真１）。

　今回は雨の中で宿泊するだけのサイトという事もあり、ちびテントにちびタープ、コットのみという必要最低限の設営。これなら雨撤収になっても比較的簡単に済む。北海道の予行練習としても良い経験に。

　撤収を済ませるとキャンプ場を後にして伊勢神宮へ。すっかり良い天気になり、暑さで人も犬もバテ気味。一番の見所と思われる入り口の橋を渡る（写真）。内宮まではかなり歩くらしく、戻ってくる人のツラそうな表情を見て「もういいんじゃない？そろそろ戻ろうか」と100mほど進んだ所で相談していると。係りのオジサンが来て持っているカバンを覗き込むようにして「中に犬入ってますか？ペット預かり所があるので預けてください」とのこと。なんとなく入ってきてしまったが、ペットはダメだったみたい。ちょうど良いので謝って引き返すことにする。

　伊勢神宮から続くおみやげ屋さんなどが並ぶ「おかげ横丁」を物色。あの「赤福」の本店もあり（写真）その場で買って食べる。後で聞いたのだが、赤福をトッピングしたかき氷が、ここでしか食べられないレアものだったらしい、食べれば良かった...。

　その後、夫婦岩を見たりと観光気分を味わい、すっかり長居してしまったので、予定していた名古屋での買い物は中止。そのまま鈴鹿を越えて今日の宿泊地、琵琶湖のほとり滋賀の彦根を目指す。途中、近江温泉で日帰り入浴。かなり古びたホテルに隣接した「本当に営業してるの？」といった岩風呂だったが、ちょっとヌルっとした感じで好みの湯でした。

　彦根では、東京から引っ越した犬＆キャンプ友達のＰ家にお世話になることに。高い塀に囲まれた古い木造の一軒家、骨董品の飾り箪笥などもイロイロあり、アンティークにこだわるととっても楽しそうなお家でした。牛刺しや鳥鍋などでもてなしてもらい、鳥羽の漁協センターで買っていったアワビ、車えび、カキの燻製なども合わせて楽しい晩餐。明日の四国や、北海道の情報を教えてもらう。食後にはホタルを見にお出かけ。台風の影響もあり、去年に比べ数が少ないとのことだが、体の大きいゲンジホタルだけあって光も大きく見応えありでした。