サマータイム

　サマータイムを導入している企業＝自分さえ良ければという志の低い企業、というイメージを受ける。会社としては、涼しい早朝に業務をして早めに終業すれば、業務効率もいいし、使用する電力は減るだろう。トータルで15%削減すれば罰金も払わなくて済む。でも、問題なのはピーク時の節電であって、12時～15時あたりに業務をしていたら意味がない。
　オフィスというのは、誰も出社してないときは涼しい。社員が出社してPCを起動したり機械を動かしたりし始めて、時間が経過するほど暖かくなっていく。９時始業だった会社が８時始業に変更したら、12時になる頃の室温は前よりも高くなってしまう。それを冷やすためのエアコンの稼動量も、結果増えてしまう。
　そして社会全体で考えたら、かなりの電力増。本来眠っていて活動してなかった早朝に起きて電気を使う。４時ごろに会社が終わったら、時間が出来たからと、習い事をしたり、ジムに行ったり、飲みに行ったり、立ち寄る先で電気を使う。朝が早いから夜は早めに寝るかもしれない。電気が余ってる夜中の節電..。
　何が大事かわからずに、ただ罰金取られたくないだけの企業、頑張ってる感をアピールしたい企業。そういう会社は、やってしまうんだろうな、サマータイム。

　※ウチの周りは、桜に紫陽花・柿と、季節感があってよろしい