ダビング大革命

　ウチのハードディスクレコーダーは東芝のRDシリーズ。Panasonic の DIGA がライトユーザー向けのに対して、RDはマニア御用達。数年前からネットdeダビングという機能を搭載して、複数台のRDどうしで LAN 経由で録画した番組をダビングできるようになっている。ただし LAN で繋がっていながら直接 PC には転送できず、一度 DVD にコピーして PC で取り込んでいた。ところが、さすがマニア御用達だけあって、２ちゃんの有志が RD どうしが通信するときにどんな信号をやり取りしているのかパケットを解析し、RD と同じ動作をさせるアプリを開発。そのフリーウェアを使えば PC に直接データが送れると聞きさっそく試してみました。

　幾つかある中で最もメジャーな VirtualRD を試してみるが、設定をいろいろ試しても繋がらず。VirtualRD は数年前に開発がストップしていて、うちの RD-XD71 には未対応という書き込みもあり別の方法で。

　次に試したのは DLNA を利用した RDLNA というフリーウェア。DLNA とは最近注目のデジタル家電の相互通信のための標準規格らしく、比較的新しいモデルの RD は DLNA に対応している。ネットdeダビングの転送速度がソフトウェア制限なのか 10Mbps なのに対し、DLNA では１本で 24Mbps、２本同時で 16M+16M=32Mbps で転送できるらしい。さっそく試してみると難なく接続、PC から RD の番組が見え、mpeg ファイルを取得できた。今まで DVD に一度コピーして、更に DVD から PC にコピーしていたのに対して圧倒的に速い、そして楽チン。RD の電源が OFF になっていても、PC 側から ON にして、ダビングが終わったら OFF にすることも可能。スバラシすぎ、関係者に感謝、感謝！